私は小学校を卒業するまで、家族4人で2つの部屋がある小さなアパートで暮らしていました。幼いころは、そのアパートで暮らしていても何の不自由もなかったのですが、だんだんと年齢を重ねるごとに自分のプライバシーが保たれる自分の部屋がほしくなりました。田舎町に住んでいることもあり、周りの友達は皆一戸建てに住んでおり、私の「自分の家に住みたい！」という気持ちは日に日に強くなりました。そして小学校高学年の頃、両親を説得した甲斐あって、家を建てることに決まりました。私は両親と家の間取りや、キッチン、お風呂、トイレ、部屋のカーテン、壁の模様を決めに行き、とうとう自分たちの好きなように仕上がった家が完成しました。家がたって何よりも嬉しかったのは、自分の部屋ができたことです。しかも、カーテン、壁紙の模様も自分の好きなものを選ばせてもらいました。私は、家が完成してから、自分で選ぶことのできたこの特別な自分の部屋にとても満足しています。
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